DAWを乗り換えなかった話

2009年からLogic Proを使っている。キャリアは15年だけど、その前に修行期間があるから、DAWとしては17年使ってる計算になる。よく考えるとそこそこの年月だ。なんで乗り換えなかったのか、自分でも改めて整理してみたい。

DAWを乗り換えなかった話

DTMをやっていると、「他のDAWに乗り換えるかどうか」は、時々考えるテーマだと思う。

Cubaseが業界標準だとか、Studio Oneがワークフロー速いとか、Ableton Liveがライブパフォーマンスに強いとか、それぞれの良さを聞く。

でも、僕は17年Logic Proを使い続けている。

大層な理由があるわけじゃない。むしろ「なんでだろう?」と自分でも改めて考えてみたくて、この記事を書いている。書きながら整理してみる。

GarageBandから始まった話、Appleの戦略通り

そもそも、Logic Proを選んだ最初の理由は、シンプルだ。

Macを買って、GarageBandからDTMを始めたから

GarageBandで「あ、これなら曲作れそう」と感触を掴んだ。すぐに本格的なDAWを触ってみたくなって、Logic Expressにアップグレードした。そしてさらに、Logic Proへ。

Appleにとってはまんまと戦略通りに動いた理想的な顧客だろうね、笑。

当時、Cubaseも選択肢にあった気がする。「業界では人気」みたいな話を聞いていた。でも、たぶん高かったんじゃないかな。よく覚えてないけど、結局Logicに進んだ。GarageBandの操作感がそのまま引き継がれている安心感は大きかった。

Pro Toolsを入れていた時期もあった

ただ、一度だけ、別のDAWを使っていた時期がある。

Pro Tools

レコーディングスタジオに出入りしていた頃、そこにいたプロデューサーに、延々と言われた。

  • 「ファイルのやり取りが楽だから、Pro Tools入れときなよ」
  • 「みんなPro Toolsだから、使えないと困るよ」
  • 「業界標準なんだから、知っといて損はない」

言われ続けて、「じゃあ入れるか」と入れてみた。

結果、そのレコーディングスタジオに出入りしてた時期だけ、Pro Toolsを使った。

でも、僕のメイン領域であるゲーム制作プロジェクトや、個人のプロジェクトでは、ワンストップで制作が完結する。レコーディングエンジニア的な役割があまり発生しない。

つまり、Pro Toolsじゃなくても、Logicで全部問題ないと気づいた。

気づいてからは、自然と使わなくなって、結局アンインストールした。

周りでLogicユーザーが増えている体感

これは完全に体感だけど、最近、周りでLogicユーザーが増えている気がする。

昔は「Macで音楽=Logic」だったけど、業界としてはCubaseやPro Toolsが主流の時代もあった。でも、最近は他のDAWからLogicに移ってくる人をちらほら見る。

ユーザーが増えているメリットは、結構大きい。

  • YouTubeのチュートリアルが探しやすい
  • トラブルがあっても、他のユーザーにすぐ相談できる
  • 「マイナーDAWで孤独」みたいな状況がない
  • 新しいプラグインの情報も入ってきやすい

17年前と比べて、Logicの立ち位置は明らかに変わってきている。これも、乗り換える理由を減らしている要素の一つかもしれない。

乗り換える理由が今のところない

整理してみると、結局、答えはこれに尽きる。

乗り換える理由が、今のところない

具体的に並べると、こうだ。

  • アップデートが無料で続いている
  • 新機能も追加され続けている
  • 制作上、不便を感じる場面がほぼない
  • 仕事の納品もLogicで完結する
  • 17年の操作の手癖が完全に染みついている

他のDAWを習得する時間があったら、Logicのワークフロー改善に充てた方が、リターンが大きい気がするっていうのが現時点での結論。

「他のDAWを使うことで、別の角度からLogicのワークフローを見られる」というメリットもありそうな気はしないでもないけど、それでも優先度は低い。今のところ、Logic内で改善できる余地の方が大きいから。

乗り換える理由がなかった、それだけかもしれない

書いてみて、改めて気づいた。

「Logic Proを使い続けてる理由」は、大層なものじゃない。「乗り換える理由がなかった」、ただそれだけかもしれない

これは、見方を変えると道具に振り回されずに作品に集中できたとも言える。新しいDAWの操作を覚え直す時間も、ワークフローを再構築する時間もゼロで済んだ。その分、楽曲制作に時間を使えた。

もし、DAW選びで迷ってる初心者がいたら、僕はLogic Proをおすすめすると思う。

理由はシンプルで、いきなりサービス終了する心配が少ないのと、買い切りで継続コストがかからないこと。Macが手元にあるなら、選ばない理由がない。

「迷ったらこっちこいよ!」って感じだ。

まとめ

  1. GarageBandから始めて、Apple戦略通りにLogic Proへ進んだ
  2. Pro Toolsを入れた時期もあったが、自分のメイン領域では不要だった
  3. 最近はLogicユーザーが増えていて、情報・コミュニティ面でも困らない
  4. 「乗り換える理由がなかった」、結局これに尽きる
  5. 道具を変えないことで、結果的に作品に集中できた側面もある

DAW選びは奥が深いけど、こだわりすぎず「自分に合うもの」を見つけて使い倒すのが、たぶん一番いい。迷ったらLogic Pro、おすすめです。

― お知らせ ―

音で何か作りたい時、お声がけください

BGM、効果音、ミックス・マスタリングのご依頼を承っています。
ブログで書いてきたような姿勢で、丁寧に取り組みます。
2営業日以内にご返信いたします。

ゲーム音楽15年・Audiostock 200曲配信中
制作依頼ページへ →

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA