「音楽で食っていきたい」「音楽で稼ぎたい」と思った時、選択肢は思っているより多い。どれを選ぶかで、必要なスキルも時間の使い方も大きく変わる。この記事では、オンラインで音楽収入を得る方法を7つ挙げて、それぞれのメリット・デメリットを整理する。最後に、自分が何を選んだのかと、その理由を書く。
これから音楽で稼ごうとしている人が、自分に合った方法を選ぶ参考になればと思う。
この記事の目次(クリックでジャンプ)
- ① ストック音楽(Audiostock・Pond5)
- ② 受注制作(coconala・クラウドワークス)
- ③ ストリーミング配信(TuneCore)
- ④ AI作曲サービスの活用
- ⑤ YouTube・SNS発信での収益化
- ⑥ ファンコミュニティ(FANBOX・Patreon)
- ⑦ レッスン・教える系
- 自分が選んだもの
- まとめ
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① ストック音楽(Audiostock・Pond5)
作った楽曲をストックサービスに登録し、購入・利用されるたびに収益が発生する方法だ。Audiostockは国内最大手、Pond5は海外向けのプラットフォームとして知られている。
メリット
- 一度登録すれば、半永久的に収益が発生し続ける(ストック型・不労所得に近い)
- 納期やクライアント対応がなく、自分のペースで制作できる
- 曲が増えるほど収益の土台が積み上がる
デメリット
- 収益が出るまで時間がかかる(最初の数ヶ月〜年単位)
- 一定の収益に達するには相当な曲数が必要
- 審査があり、技術的・音楽的なクオリティが求められる
② 受注制作(coconala・クラウドワークス)
クライアントから依頼を受けて楽曲や効果音を制作する方法。coconalaは出品型、クラウドワークスは公募型と、仕組みに違いがある。
メリット
- 1件あたりの単価が比較的高く、すぐに収益化できる
- リピーターがつくと収益が安定する
- 実績とレビューが積み上がるほど受注しやすくなる
デメリット
- 時間を切り売りする労働集約型で、作業を止めると収益も止まる
- クライアント対応や修正対応の手間がかかる
- プラットフォーム手数料が引かれる(coconalaは22%)
③ ストリーミング配信(TuneCore)
TuneCoreなどの配信代行サービスを使って、Spotify・Apple Musicなどのストリーミングサービスに楽曲を配信する方法。再生回数に応じて収益が分配される。
メリット
- 世界中のリスナーに楽曲を届けられる
- 一度配信すれば、再生されるたびに収益が発生する(ストック型)
- アルバム単位でまとめて配信でき、ブランディングにもなる
デメリット
- 1再生あたりの単価が非常に低く、まとまった収益には大量の再生が必要
- 配信代行に年額費用がかかる場合がある
- リスナーに見つけてもらうためのプロモーションが別途必要
④ AI作曲サービスの活用
SunoなどのAI作曲サービスで楽曲を生成し、それを収益化する方法。近年急速に広まっている。主な収益化の方法は、ストリーミング配信、YouTubeでのBGMチャンネル運営、BGM・効果音素材としての販売、そしてAI作曲のやり方自体を教える情報発信などがある。
メリット
- 専門的な音楽知識や機材がなくても楽曲を作れる
- 制作スピードが非常に速く、量産しやすい
- 参入障壁が低い
デメリット
- 商用利用には有料プランの加入が必要な場合が多く、利用規約が頻繁に変わる
- AIが100%生成した楽曲は著作権が発生しないとされるケースがあり、法的な保護を受けるには人間の加筆・修正が前提になる
- 参入障壁が低い分、競合が多く差別化が難しい
- 配信プラットフォーム側のAI楽曲に関するガイドラインも変化しており、規約確認が必須
AI作曲は手軽さが魅力だが、利用条件や法的な扱いが流動的なので、最新のルールを常に確認する必要がある。始める場合は、各サービスの規約と配信先のガイドラインの確認が必須。
⑤ YouTube・SNS発信での収益化
YouTubeで作業用BGMチャンネルやカバー演奏動画を投稿し、広告収益を得る方法。SNSでの発信を通じて知名度を上げ、そこから別の収益につなげる方法も含まれる。
メリット
- ファンや認知を獲得でき、他の収益手段への入り口になる
- 動画がストックされ、継続的に再生される
- 収益化の方法が複数ある(広告・メンバーシップ・楽曲販売への誘導)
デメリット
- 収益化の条件を満たすまでに時間と継続的な投稿が必要
- 動画編集やサムネイル制作など、音楽以外のスキルが要る
- アルゴリズムの影響を受けやすく、収益が不安定
⑥ ファンコミュニティ(FANBOX・Patreon)
FANBOXやPatreonなどで、ファンから月額の支援を受ける方法。限定楽曲や制作過程の公開など、支援者向けの特典を用意するのが一般的だ。
メリット
- 月額制なので収益が安定しやすい
- ファンとの距離が近く、継続的な関係を築ける
- 自分の作りたいものを軸に活動できる
デメリット
- そもそもファンがいないと成立しない(先に知名度が必要)
- 支援者向けの特典を継続的に用意する手間がかかる
- 支援者が離れると収益が下がる
⑦ レッスン・教える系
DTMや作曲、ミックスのやり方を教える方法。オンラインレッスン、教材販売、有料note、講座動画など形式はさまざまだ。
メリット
- 自分の知識・経験をそのまま収益にできる
- 教材化すればストック型の収益にもなる
- 制作スキルとは別の収益軸を持てる
デメリット
- 教えるスキルと制作スキルは別物で、わかりやすく伝える力が要る
- 信頼や実績がないと受講者が集まりにくい
- 個人レッスンは時間を切り売りする労働集約型になりやすい
自分が選んだもの
自分が軸にしているのは、①ストック音楽と②受注制作の組み合わせだ。
理由はシンプルで、この二つは相互に補完し合うからだ。受注制作は単価が高く、すぐに収益になる。ただし時間を切り売りする労働集約型なので、手を止めると収益も止まる。一方ストック音楽は、収益が出るまで時間がかかるが、一度積み上げれば継続的に発生する。
受注制作で目先の収益を確保しながら、その合間にストック音源を積み上げていく。受注で作った楽曲の経験がストック制作に活きるし、ストックの音源が受注時のポートフォリオにもなる。この循環が、自分には一番合っていた。
そこに、③ストリーミング配信を新しい軸として加えようとしている段階だ。ストック音源をアルバム化して配信に乗せることで、同じ音源から別の収益が生まれる。すでに作ったものを再活用できるのが大きい。
④以降の方法を選ばなかったのは、優劣の問題ではなく、自分の強みと時間の使い方に合うかどうかで判断した結果だ。15年間、自分の手で作る技術を培ってきた。その積み重ねが一番活きる方法を選んでいる、というだけの話でもある。
どの方法にも向き不向きがある。大事なのは、自分の強みと使える時間に合った方法を選ぶことだ。
まとめ
音楽で稼ぐ方法を7つ挙げた。それぞれの特徴を簡単に振り返る。
- ストック音楽:時間はかかるが、積み上がれば継続収益になる
- 受注制作:すぐ収益化できるが、労働集約型
- ストリーミング配信:世界に届くが、単価が低い
- AI作曲:手軽だが、規約と法的扱いが流動的で競合も多い
- YouTube・SNS:認知を作れるが、音楽以外のスキルと継続が要る
- ファンコミュニティ:安定するが、先にファンが必要
- レッスン・教える系:知識を収益化できるが、伝える力が要る
自分が選んだのは、ストック音楽と受注制作の組み合わせ。そこにストリーミング配信を加えようとしているところだ。正解は人それぞれ違う。この記事が、自分に合った方法を見つける手がかりになればうれしい。













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