ゲーム音楽の副業で食っていける状態は、段階を踏めば到達できる。センスや才能の話ではなく、やることの順番の話だ。実体験をもとに、5つのステップで整理する。
この記事の目次(クリックでジャンプ)
- Step1:Audiostockに100曲投稿してポートフォリオを作る
- Step2:クラウドワークス・coconalaに登録、公募案件で実績を積む
- Step3:価格改定する
- Step4:coconalaでリピーターをつける
- Step5:広告出稿でムラを減らす
- まとめ
この記事の目次(クリックでジャンプ)
Step1:Audiostockに100曲投稿してポートフォリオを作る
最初にやることはAudiostockへの登録と投稿だ。受注を取りにいく前に、まずストック音源を積み上げる。目標は100曲。ゲーム音楽・BGM・効果音と、自分が作れるものを手当たり次第に投稿していく。
この段階でやっておくべき理由は二つある。一つは収益が発生すること。登録したその月に最初の1曲が売れることもある。金額は小さくても、音楽が売れるという体験は大きい。
もう一つは、ポートフォリオが自然に育つことだ。あとでクラウドワークスやcoconalaに登録した時、「どんな曲が作れるか」をクライアントに見せる手段として、Auidiostockに投稿した楽曲を切り出して渡すだけで済む。公募案件への応募でも、サンプルをゼロから作る必要がない。
ストック音源を積み上げることは、収益を作りながらポートフォリオを育てる一石二鳥の動きだ。受注型の仕事を始める前にやっておくと、スタートダッシュが変わる。
Step2:クラウドワークス・coconalaに登録、公募案件で実績を積む
Audiostockに音源が積み上がったタイミングで、クラウドワークスとcoconalaに登録する。このタイミングで動く理由は、ポートフォリオがすでに存在しているからだ。
レビューが0件の状態は不利だ。クライアントは実績を見て依頼するかどうかを判断する。この状況を打開するために、公募案件を積極的に取りにいく。単価が低い案件も受ける。レビューという実績を積むための先行投資だと割り切る。
提案文は最初に一本しっかり作って、案件ごとに少しずつ調整してコピペする。毎回ゼロから書いていたら時間がかかる。テンプレがあれば提案にかかる時間を圧縮できて、空いた時間を制作に使える。
レビューが数件つくと問い合わせの質が変わってくる。最初の実績作りに集中する期間を短く区切って、そこだけ低単価を許容するイメージだ。
Step3:価格改定する
レビューが積み上がったタイミングで、価格を見直す。これは早めにやった方がいい。
最初に設定した価格はBGM1曲1万円、ミックス・マスタリング3,000円だった。同じサービスで検索するとそのくらいの価格帯のクリエイターもいたので、妥当だと思っていた。でも振り返ると、もう少し早く改定しても良かった。
単価が高くても依頼したい人はいる。安いから受注が増えるわけでもない。安い価格で長く続けるほど「安い人」というポジションが定着していく。実績が積み上がったら、早めに価格を上げる。レビューが10件を超えたあたりが、価格改定を検討する一つの目安になると思っている。
Step4:coconalaでリピーターをつける
ここが「副業で食っていける」状態への分岐点だ。
リピーターがつくまでは、毎月新規を取り続けなければならない。新規案件は獲得コストがかかる。提案して、やり取りして、信頼を作って、ようやく受注になる。これを毎月繰り返すのは消耗する。
リピーターがつくと構造が変わる。「また頼みたい」と思ってくれるクライアントが継続的に依頼してくれるようになると、新規を取り続けなくても収益が維持できる。
リピートされるかどうかは、納品のクオリティだけじゃない。やり取りのしやすさ、レスポンスの速さ、納期の正確さ。これらが積み重なって「また頼みたい人」になる。クオリティは大前提で、その上にある部分が差になる。
リピーターが複数つくと、収益の土台ができる。ここに到達してはじめて、副業で食っていける状態になったと感じた。
Step5:広告出稿でムラを減らす
リピーターがついても、受注が止まる月や少ない月は出てくる。これはある程度避けられない。この波を小さくするために、coconalaの広告出稿を始めた。
広告を始めてから、新規案件の問い合わせが増えた。自然流入だけを待つより、能動的に露出を増やす手段として有効だ。新規クライアントがリピーターになれば、広告費は十分に回収できる。
それでも月によってムラはある。副業である以上、完全に安定させることは難しい。ただ、広告出稿によって「受注がゼロの月」はなくなった。土台があった上でのムラなので、精神的な負荷が全然違う。
広告出稿はStep4のリピーター獲得後に検討するのがいい。実績とレビューが整っていない状態で広告を出しても、費用対効果が下がる。順番が大事だ。
まとめ
- Step1:Audiostockに100曲投稿。収益を作りながらポートフォリオを育てる
- Step2:クラウドワークス・coconalaに登録。公募案件でレビューを積む
- Step3:実績が積み上がったタイミングで価格改定。早めにやる
- Step4:coconalaでリピーターをつける。ここが「食っていける」状態への分岐点
- Step5:広告出稿でムラを減らす。リピーター獲得後に検討する
やることの順番を間違えなければ、ゲーム音楽の副業で食っていける状態は到達できる。センスや才能より、動く順番の方が大事だと思っている。まず動いて、積み上げて、次のステップに進む。それだけのことだ。











コメントを残す