「DTMを始めたいけど、何を買えばいいかわからない」
機材選びで迷って、結局何も買えないまま時間が過ぎる。よくあるパターンだ。
この記事では、MacとLogic Proがある前提で、追加で必要な機材を予算5万円前後で揃える方法を紹介する。ゲーム音楽制作15年、実際に現場で使われている機材を基準に選んだ。
この記事の目次(クリックでジャンプ)
予算5万円の内訳と優先順位
先に結論を出す。
- オーディオインターフェース:¥20,000前後
- モニターヘッドホン:¥20,000前後
- MIDIキーボード:¥10,000前後
- ケーブル類:¥3,000前後
合計:約¥53,000。
優先順位はこの順番だ。オーディオインターフェース→モニターヘッドホン→MIDIキーボード。MIDIキーボードは正直なくても始められる。最初の1ヶ月はマウス入力でも問題ない。
オーディオインターフェースはFocusrite Scarlett Soloで決まり
DTM環境で一番最初に買うべき機材がオーディオインターフェースだ。
MacのイヤホンジャックでもDAWは動く。でも音質・レイテンシー・ノイズの面で限界がすぐ来る。オーディオインターフェースを入れると、この3つが一気に解決する。
おすすめはFocusrite Scarlett Solo。理由は3つ。
- DTM入門機の定番中の定番。情報が多くてトラブル対処しやすい
- ドライバの安定性が高い。Macとの相性問題がほぼ出ない
- マイク入力・ライン入力両対応。ギターも録れる
音質も十分だ。プロの現場で使われているレベルとは異なるが、DTM入門〜中級レベルなら全く問題ない。
Focusrite Scarlett Solo(Amazon)
モニターヘッドホンはSONY MDR-CD900STが鉄板
次に買うのがモニターヘッドホンだ。
市販のヘッドホンは「音楽を気持ちよく聴かせる」ために低音や高音が強調されている。これでミックスをすると、他の環境で聴いたときに音のバランスが崩れる。
モニターヘッドホンはフラットな音で鳴らすのが目的だ。余計な色付けがないから、ミックスの問題点が正確に見える。
おすすめはSONY MDR-CD900ST。日本のレコーディングスタジオで最も使われているモニターヘッドホンだ。
- フラットな音質でミックスの問題が見えやすい
- 側圧が強めで長時間使用には向かないが、モニタリング精度は高い
- 業界標準機なので、情報・レビューが豊富
長時間作業するなら側圧が気になる場合もある。その場合はAudio-Technica ATH-M50xも選択肢に入る。装着感が良くて音質も十分だ。
MIDIキーボードは25鍵で十分
MIDIキーボードは正直、最初はなくても始められる。マウスでピアノロールに音符を置く作業でも、曲は作れる。
ただ、鍵盤があると作業効率と表現の幅が変わる。特にコードを弾いて確認しながら作るスタイルになると、鍵盤は必須になってくる。
予算5万円に収めるなら25鍵モデルで十分だ。オクターブ移動ボタンで広い音域をカバーできる。
おすすめはKORG microKEY2 Air 25。Bluetooth接続対応でケーブルレスで使える。コンパクトで邪魔にならない。
買わなくていいもの
予算5万円で揃える段階で、買わなくていいものも明確にしておく。
- モニタースピーカー:あると良いが、まずヘッドホンで十分。スピーカーは部屋の環境整備も必要になる
- 外部音源・プラグイン:Logic Proの付属音源は優秀。最初の半年は付属だけで戦える
- 高価なマイク:ボーカル録音が目的でないなら不要
- MIDIコントローラー:キーボードとは別にフェーダーやパッドを買う必要はない
「あったら便利かも」で買い始めると予算がいくらあっても足りない。まず上の3点で始めて、半年後に何が足りないか自分で判断する方がいい。
Logic Proの購入について
MacとLogic Proがある前提で話を進めたが、Logic Proがまだの人向けに一点だけ。
Logic Proは買い切り¥24,000。サブスクなし。これだけの機能が揃ったDAWとしては破格だ。90日間の無料トライアルもある。まず試してから買うのが正解だ。
もともとGarageBandを使っていたのが理由だ。同じApple製品なのでインターフェースがほぼそのまま引き継がれる。GarageBandで物足りなくなったタイミングでそのままアップグレードできる。乗り換えコストがほぼゼロなのが大きかった。
まとめ
予算5万円のDTM環境をまとめる。
- オーディオインターフェース:Focusrite Scarlett Solo(¥20,000前後)
- モニターヘッドホン:SONY MDR-CD900ST(¥20,000前後)
- MIDIキーボード:KORG microKEY 25鍵(¥10,000前後)
この3つで始めて、半年後に足りないものを足す。それだけでいい。最初から完璧な環境を揃えようとすると、機材を集めることが目的になってしまう。
まず音を出すことが先だ。
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