coconalaサービスページ完全最適化術【音楽出品者向け・診断チェックリスト付き】

この記事はココナラ音楽ジャンルで月20万円稼ぐまでにやったことのシリーズ第1回です。

ココナラに出品したのに問い合わせが来ない。原因はほぼサービスページにある。

音楽制作のスキルがあっても、ページが最適化されていなければ検索で見つけてもらえない。見つけてもらえても購入につながらない。僕自身、出品してから2年近くはサービスページからの自然な問い合わせがほとんどなく、売上は公募案件で作っていた。

ココナラで音楽制作を3年以上出品して、評価5.0を維持している。購入者は100人を超え、そのうち4割超がリピーターだ。ここまで来るのにページを何度も作り直してきた。差がついたポイントを、実行する順番で全部書く。

勝負は「検索結果の一覧画面」で決まっている

大前提として、クライアントがサービスページを開く前に検索結果の一覧画面がある。ここで選ばれなければ、中身がどれだけ良くても意味がない。

一覧画面で目に入るのは、サムネイル画像、サービスタイトル、評価と販売実績の3つだけだ。最初の受注が取れていない人は、だいたいこのどれかが弱い。中身より先に、一覧での見え方を整えるのが優先になる。

サムネイルは「競合と並べた状態」で作る

多くの出品者は、自分のページ単体でサムネイルのデザインを考える。だがクライアントが見るのは、検索結果に並んだ複数のサムネイルの中のひとつだ。

作る前に、競合のサムネイルを並べて眺めてほしい。文字だけ、フリー素材の楽器写真、暗い背景。その中から浮き上がるデザインが正解になる。

入れるべき情報は「何ができるか」と「信頼できるか」の2点だけ。得意ジャンル、実績や評価、納品形式や対応範囲。それ以外は削っていい。逆によくある失敗は、文字が多すぎて読めない、背景が暗くて地味、他の出品者と似ている、パッと見で何のサービスかわからない、のいずれかだ。

意識しているのは、スマホで流し見された瞬間に情報が入ることだ。「ゲーム音楽」のような一言を大きく置き、背景はシンプルにして、暗い背景には明るい文字、明るい背景には暗い文字で対比を作る。カッコよさより、見やすさとわかりやすさが先だ。Canvaで十分作れる。テンプレートを1枚作っておけば、サービスを追加するたびに差し替えるだけで済む。

タイトルは検索キーワードを前半に置く

サービスタイトルは検索に直結する。クライアントが打ち込むキーワードを、前半に入れるのが基本だ。

悪い例が「心を込めてあなたの曲に合うBGMを制作します」。良い例が「ゲームBGM・効果音をループ対応・WAVでお届けします」。後者は検索されやすい言葉が前半にあり、仕様が明確で、何が届くのかが読む前にわかる。長さは25文字前後を目安にする。

入力項目は「全埋め」が基本

サービスページには納期、修正回数、ファイル形式、対応ジャンル、こだわり条件、プロフィール、よくある質問と、入力できる項目が多数ある。

これらを全部埋めたところ、体感で検索の露出が明らかに増えた。埋め直した翌週から閲覧数のデータが動き始めたのを覚えている。アルゴリズムの詳細は公開されていないが、情報が充実したサービスほど表示されやすい傾向はあると思っている。ヘルプページにも情報を充実させるよう案内がある。

空欄があると、クライアント視点では「この人はちゃんとやってくれるのか」という不安につながる。特に見落とされがちなのが「よくある質問」だ。購入前の疑問を先回りして潰しておくと、問い合わせのハードルが下がり、そのまま購入につながる。

  • 納品ファイルの形式とサンプルレート(WAV/MP3など)
  • 修正回数と「修正の定義」(何が修正で、何が新規依頼か)
  • キャンセルポリシー
  • 納期の起算タイミング
  • 商用利用・著作権の扱い
  • ループ対応の可否
  • 急ぎ対応の可否と追加料金

特にキャンセルと修正の定義は、自分を守るためのルールでもある。ここを書いていなかったせいで、試聴音源を渡した段階で一方的にキャンセルされたことも、抽象的な修正要求が止まらなくなったこともある。クライアントへの親切心と、自分を守るルール設定は矛盾しない。

ポートフォリオはジャンルごとに分けて10枠埋める

ポートフォリオ枠は最大10件。ここを埋めているかどうかも受注率に影響する。

よくある失敗が、複数ジャンルをまとめた紹介動画1本だけを登録するパターンだ。僕も出品当初はこれだった。クライアントは「ホラーゲームのBGMが欲しい」「キッズ向けのBGMを探している」と用途を決めて検索している。ジャンルごとに独立したサンプルがなければ、そのニーズに引っかかることすらできない。

ホラー、ファンタジー、シネマティック、ロックバンド、キッズ、企業VP、ループ素材。分けるだけで届く相手が変わる。枠が空いていると実績が少なく見えるので、10枠すべて埋めることを目標にしてほしい。選び方や動画の見せ方はシリーズ第2回のポートフォリオ戦略で詳しく書いた。

説明文は最初の3行で「何ができるか」を伝える

説明文は最初の3行が勝負だ。続きを読むかどうかはここで決まる。

やりがちな失敗が、自己紹介から始めるパターン。「はじめまして。音楽制作が大好きな〇〇と申します。子どもの頃からピアノを習っていて……」では、読み手の知りたいことに1行も答えていない。

クライアントが知りたいのは、自分の依頼が解決できるかどうかだけだ。「ゲームBGM・効果音制作を専門に15年。ループ対応・WAV納品・修正2回まで対応。納品後の著作権はご購入者様に帰属します」。この3行で、何ができて、どんな条件で、安心して頼めるかが伝わる。自己紹介は後で十分だ。

価格は「企業には安く、個人には高すぎない」ゾーンを狙う

出品当初、BGM制作は1曲10,000円、ミックス・マスタリングは3,000円だった。公募案件では1分のBGMを5,000円で受けたこともある。この価格帯では、どれだけ受注しても月20万円には届かない。

単純な計算の問題だけではない。低単価の案件には別のコストが伴う。納期のプレッシャー、相場を知らないクライアントからの理不尽な修正要求、際限のない追加対応。安く受けるほど、時間あたりの消耗は大きくなる。

値上げのきっかけは、あるクライアントからの問い合わせだった。予算欄に「1曲60,000円」と書かれていた。そのまま受注して、評価は5.0。今まで安すぎたのかもしれない、と気づいて段階的に上げていった。現在はBGM制作が30,000円前後、ミックス・マスタリングが10,000円だ。

価格設定で意識しているのは、企業規模から見れば安く、個人から見れば高すぎない、というゾーンを狙うことだ。企業案件と個人案件では予算感がまったく違う。どちらにも無理なく買ってもらえる帯を探ることが、継続的な受注につながる。価格を決める要素そのものについてはゲーム音楽の単価相場に詳しく書いた。

広告出稿は「ページを整えてから」が鉄則

ページ設定を整えたら、次に検討したいのがココナラ内の広告出稿機能だ。

これが想像以上に効いた。使い始めてから新規の問い合わせ数が明らかに増え、それまで月によって波のあった売上が、出稿以降はコンスタントに一定ラインを超えるようになった。ページ最適化と同等か、それ以上に売上へのインパクトが大きい施策だと感じている。

ただし順序を間違えないでほしい。どれだけ露出を増やしても、ページ自体が最適化されていなければ購入にはつながらない。全項目を埋め、ポートフォリオを10枠埋め、価格を適正化する。それが終わってから広告をかける。この順序を守るだけで、同じ広告費の効き方が変わる。

もうひとつ有効なのが、値上げと広告出稿のタイミングを合わせることだ。露出が増える局面で単価を上げれば、問い合わせ数を維持したまま収益を底上げできる。広告費は「露出を買う」のではなく「リピーターになりうるクライアントとの接点を作る投資」だと思っている。新規が1件リピーターになれば十分に回収できる。

サービスページ診断チェックリスト

今のページがどの程度整っているか、以下で確認してほしい。

露出・検索対策

  • サービスページの全入力項目を埋めている
  • タイトルの前半に検索されやすいキーワードが入っている
  • カテゴリ・サブカテゴリの設定が正確
  • 納期・修正回数・ファイル形式を明記している
  • プロフィールを上限まで充実させている
  • 「よくある質問」を設定している

ポートフォリオ

  • ジャンルごとに独立したサンプル音源がある
  • サンプルは30〜90秒に収まっている
  • 3〜5ジャンル以上のサンプルがある
  • 動画枠10件をすべて埋めている

サムネイル

  • ジャンルや強みが文字情報として入っている
  • 競合と並べたときに目立つ

ルール設定

  • キャンセルポリシーを明記している
  • 修正回数の上限を明記している
  • 「修正の定義」を明記している

15項目のうち0〜3個なら、まだ土台ができていない状態。4〜9個なら伸びしろが大きい。10個以上ついているならページ設計はおおむね整っているので、次は提案文と返信の型に進んでほしい。

まとめ

  • 勝負は検索結果の一覧画面。サムネイル・タイトル・実績の3点をまず整える
  • サムネイルは競合と並べた状態で作る。伝えるのは「何ができるか」と「信頼できるか」だけ
  • 入力項目は全埋め。よくある質問とルール設定は特に効く
  • ポートフォリオはジャンルごとに分けて10枠埋める
  • 説明文は最初の3行で結論を出す
  • 価格は企業に安く、個人に高すぎないゾーンを狙う
  • 広告はページを整えてから。値上げと同時にやると効率がいい

全部を一度に直そうとしなくていい。チェックが入らなかった項目の上から順に潰していけば、閲覧数は必ず動き出す。次回は、そのページに載せるポートフォリオの作り方を書く。

次の記事(第2回):ポートフォリオ戦略
シリーズ目次:ココナラ音楽ジャンルで月20万円稼ぐまでにやったこと

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