DTM制作中に地味に困ること

DTMをやっていると、派手なトラブルではないけれど、地味に手が止まってしまう場面がある。曲作りの本筋とは関係ないところで、ちょっとだけ困る。そういう「地味に困ること」を3つ書いてみたい。共感してくれる人がいたらうれしい。

この記事の目次(クリックでジャンプ)

プロジェクトのファイル名が決められない

一番よくあるのが、これ。プロジェクトファイルの名前が、なかなか決められない。

作り始めの段階で、一旦保存しようとする。その時、名前を付けなければいけない。でも、まだ曲の雰囲気が全然できていない。何の曲になるかもわからない。そんな状態で「名前を付けて保存」を求められると、地味に手が止まる。

結局、その場で適当な文字列を打ち込んだり、とりあえずジャンル名を付けたりして保存する。そして後で、曲ができてきたタイミングで正式な名前に変更する。この「後でリネーム」が、自分の定番の切り抜け方だ。

ちなみに、昔のバージョンのLogicは、リネームする時に変更前のプロジェクト名と変更後の名前が画面上に並んで表示された。あれが地味に気持ち悪かった。古い名前がしばらく残るのが、なんとなく落ち着かなかったのを覚えている。今は改善されたけれど、当時は「早く消えてくれ」と思いながらリネームしていた。

まだ何の曲になるかわからない段階で名前を求められる。この小さな引っかかりは、たぶん多くの人が経験している。

トラックの色分けに悩む

次に地味に困るのが、トラックの色分けだ。

トラック数が増えてくると、色分けをして視認性を上げる。ミックスの時に、どのトラックが何なのかを一目で把握できるようにするためだ。これ自体は制作の効率を上げる大事な作業なんだけど、その色の割り当てに、地味に時間を使ってしまう。

最近はだいぶ決まってきた。ドラムは赤、ベースは黄色、という感じで、主要なパートの色は固定してきた。おかげで悩む時間はかなり減った。

それでも、たまに入ってくるFX系の音は、都度割り当てることになる。「これは何色にしよう」と、ほんの数秒だけど手が止まる。既存の色分けのルールに当てはまらない音が来ると、その場で判断しなきゃいけない。地味だけど、こういう小さな判断の積み重ねが、地味に集中を削っている気がする。

色分けのルールを最初から完全に決めておけばいいんだろうけど、曲によって使う音は違うので、なかなか完璧なルールは作れない。この辺は、うまい付き合い方を模索中だ。

バージョン違いのファイルが増殖する

そして、定番のやつ。バージョン違いのファイルが、どんどん増えていく問題だ。

制作を進めるうちに、「念のため別名で保存しておこう」というのが積み重なる。特に、きっちり管理したいという要望のクライアントの案件だと、修正のたびにバージョンを増やしていくことになる。結果、フォルダの中がバージョン違いのファイルでいっぱいになって、見ていて気持ち悪くなってくる。

制作中は、整理するのは後回しになる。目の前の作業を進める方が優先だから、ファイルの整理まで手が回らない。それは仕方ない。

問題は、制作が終わった後だ。終わってしまうと、今度は整理する必要性をあまり感じなくなる。もう納品も済んだし、わざわざ古いバージョンを消す動機が湧かない。結局、そのまま放置されて、フォルダの中は雑然としたまま残る。次に開いた時に「うわ、これ整理してなかった」と思うけれど、また放置する。この繰り返しだ。

制作中は後回し、制作後は動機が消える。バージョン違いファイルは、こうして永遠に整理されないまま残っていく。

まとめ

  1. プロジェクトのファイル名が決められない。雰囲気ができる前の保存で手が止まる
  2. トラックの色分けに悩む。主要パートは固定できたが、FX系は都度悩む
  3. バージョン違いのファイルが増殖する。制作中は後回し、制作後は放置

どれも曲作りの本筋とは関係ない、本当に地味な困りごとだ。でも、こういう小さな引っかかりの積み重ねが、意外と制作のリズムに影響していたりする。同じところで困っている人がいたら、「あるある」と笑ってもらえたらうれしい。そして、いい解決策を知っている人がいたら、こっそり教えてほしい。

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